自分の投稿が雑誌に掲載されたというのに心を占めているのは嬉しさではなく悔しさだ。本題に入る前の導入部分だけど、私自身にとっては重要な、いわば私自身に繋がる箇所が丸ごと削除されていたのだ。
一介の単なる読者の投稿だから、編集部にとってはどうでも良いものなのかもしれない。私が自分で考えているほどの内容でもないのだろう。拙いのもわかる。
けれど、そこを消されてしまうと、その投稿の主題を単に礼賛しているだけのものになってしまう。あくまでも私の軸足はその逆側にあるのだ。
他の出演者と同等に扱われるためには、同性愛者でもなければ、もちろん女装癖でもない彼ら、彼女ら以上の力を手に入れなければならないって。
マツコのこの言葉を胸に刻んで腐らずにやるしかない。
他の投稿者・執筆者と同等に扱われるためには、無学の中年女でもなければ、多読で学歴や実績を持っている彼ら、彼女ら以上の力を手に入れなければならないって。
マツコも味わった悔しさと思えば悪くもないじゃないか。